同友会ニュース

2016年12月12日

第5回経営フォーラム 学びを深め合った分科会


▲愛媛同友会1年間の企業実践を学び合いました(写真は求人教育)
経営フォーラム第2部 分科会
 <分科会>

 今回は「人を生かす経営」の総合実践の体系として、「経営指針」「求人・社員教育」「障がい者」「中小企業振興基本条例」の4つの分科会を設営しました。それぞれの分科会のテーマ、報告者、座長、室長の皆さんをご紹介します。

【第1分科会:経営指針】

テーマ:自社の企業変革と経営指針をつくり磨き続けるために

~同友会らしい黒字経営の真髄とは~

報告者:福留進一氏 株式会社現場サポート 代表取締役/
                                          鹿児島同友会 副代表理事・経営指針委員長

座長:宇佐裕次氏 有限会社キャンパス 代表取締役/愛媛同友会 今治支部 幹事

室長:弓立公司氏 有限会社ユアーズ・ケア 代表取締役/愛媛同友会 松山支部 幹事長

特徴的な感想

「変化するのが当たり前」の社風になるように、「とにかく決めたら実行してみる」をくり返し、PDCAを回していく。そのキーアイテムとしての企業変革支援プログラムの活用をしたいと思います。

失敗も多いと話しているのが印象的で、私もチャレンジしてトライ・アンド・エラーを繰り返して良い企業をつくっていきます。

福留さんからは経営指針書説明会の実施、リフレッシュ休暇制度、ありがとう大賞、社内アンケート、共育、ユースエールの取り組みなど具体的な実践事例が報告され、参加者の方々にも自社へ持ち帰って実践したいとの感想が多数寄せられました。

【第2分科会:求人・社員共育】

テーマ:“憧れの中小企業”の鍵は採用と社員共育にあり!

     ~愛媛同友会の研修プログラムの本当の“価値”とは~

報告者:杉本太一氏 特別養護老人ホーム梅本の里・小梅 統括施設長/愛媛同友会 代表理事

       和田寿博氏 愛媛大学法文学部 教授/愛媛同友会会員

座長:武田正輝氏 恭栄自動車株式会社 専務取締役/愛媛同友会 広報情報化委員会副委員長

室長:桑波田健氏 岡田印刷株式会社 代表取締役/愛媛同友会 伊予松前支部幹事長・EDOR委員長

特徴的な感想

まずは自分自身が変革しなければ、社員、お客様には浸透しないということが梅本の里の職員さんを見たときに納得しました。明日から自分自身を変革していこうと思います。

人を大切にする企業を目指し、迷わず、邁進したいと思います。それが売り上げに対しても、求人に対しても、地域に根づき地域に愛されることに対しても、解決の道と確信しました。それを中小企業家同友会で学び続けたいと思いました。

【第3分科会:障がい者】

テーマ:障がい者雇用から学んだ「人を生かす経営」

     ~みんなが働ける良い会社を目指して~

報告者:大植栄氏 有限会社メタルワーク福山 代表取締役/広島同友会理事・障害者問題委員長

座長:北野賢三氏 一般社団法人いきる 代表理事/愛媛同友会 松山支部第3地区会 幹事

室長:奥江英記氏 有限会社ビー・レビュー 代表取締役/愛媛同友会 松山支部第1地区会 幹事

特徴的な感想

障がい者の就労は送り出すだけでなく、支援方法や障がい特性・環境等の情報提供など連携も必要だと感じました。障がい者を雇用する支店は、全ての社員に向けて整った仕事環境改善にもつながると思います。障がい者から学ぶことは多いと感じています。改めて原点に戻れました。

人を生かす経営の総合実践を同友会が提起している課題を素直にやり続けることが大事だということを改めて学びました。障害者問題については、知らないことは罪であること、学ぶことで壁をなくすことが可能なことを学びました。

 

【第4分科会:中小企業振興基本条例】

テーマ:条例づくりで自社と地域の未来を切り拓く!

    ~地域から「憧れられる企業づくり」をめざす条例づくりの実践に学ぶ~

パネリスト:山本一英氏 東温市産業創出課 課長

                八塚健氏  松山市地域経済課 主幹

       吉見 加奈子 氏 松山市立雄郡小学校 教諭

       藤岡 貞雄 氏 藤岡萬建設有限会社 代表取締役/愛媛同友会東温支部 支部長/
                                                東温市中小零細振興基本条例 委員

コーディネーター:米田順哉氏 NPO法人家族支援フォーラム 理事長/愛媛同友会 副専務理事/
 松山市中小企業振興円卓会議 委員

室長:日野 啓介氏 日野啓介社会保険労務士事務所 所長/愛媛同友会 松山支部第2地区会 幹事

特徴的な感想

同友会の会員ひとりひとりが経営指針にもとづく「人を生かす経営」を実践することによって、真に地域にあてにされ、憧れられる企業になることができることを再認識しました。我々、中小企業家の役割は人を雇用し、生活を支え、地域社会の発展に貢献すること、とても責任は大変です。明日からまた頑張ります!

行政の方々が中小企業のために、こんなに熱く一生懸命動いてくださっているのだということにまず驚きました。私たちも地域社会の為に企業としての責務を果たさなければと思います。吉見先生による小学校でのキャリア教育の実践にも感動しました。

文責:安丸 雄介(愛媛県中小企業家同友会事務局)

▲経営指針・分科会でご報告いただいた福留進一さん

 

▲求人社員共育・分科会でご報告いただいた杉本太一さん

 

▲求人社員共育・分科会でご報告いただいた和田寿博さん

 

▲障がい者・分科会でご報告いただいた大植栄さん

 

▲中小企業振興基本条例・分科会はパネルディスカッションを開催

 

▲パネリストの山本一英さん

 

▲パネリストの藤岡貞雄さん

 

▲パネリストの八塚健さん

 

▲パネリストの吉見香奈子さん

 

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