市場・顧客および自社の理解と対応状況

H社の事例

「消費者目線での商品開発」
 1914年創業。老舗製紙会社。従業員数130名。
H社では、従来のトイレットペーパーやティッシュペーパーにとどまらず、電解水アルカリクリーナーや化粧品など、独自の商品を持つのが特徴です。その開発には、消費者から寄せられた感想や意見を反映し、「人と環境に優しい製品作り」を推進しています。そして、その声を生かしたシンプルな外装と分かりやすい用途、何より体に安全という点が、消費者から高く評価されているといいます。

原材料高騰など商品開発において問題が多くある中、こうした取り組みを支えるのは、「水と紙の可能性を創り出しながら感動を繋げる」「人と環境に負荷をかけない」という経営理念です。商品開発に苦労は尽きませんが、「消費者から喜びの声が寄せられた時には、現場の社員も私も本当に嬉しい」とFさんはいいます。

また、会長であるHさん自ら社員とのコミュニケーションもしっかりとっていく、あくまで「消費者目線」での商品開発に力を入れています。創業100年の老舗として、国内外問わず、消費者のニーズに応えた商品・販路の拡大に取り組み続けています。