人を生かす経営の実践

S社の事例

「どんなことが起きても乗り越えられる会社」
 1970年創業。和洋菓子の製造・販売を手がける。従業員数32名。
2代目であるSさんが同友会に入会したのは、専務だった2005年。入会して早々に経営指針成文化セミナーを受講するなど、熱心に学んできました。当初は同友会に批判的だった父も次第にその姿勢を認め、2011年に社長交代となりました。

同友会での学びを社内で共有するため、Sさんは社員と一緒に例会やセミナーに参加しています。最初は渋々参加していた社員も、参加後は自分のスキルアップを実感して、他の社員に参加を勧めるようになったそうです。社員と一緒に学ぶ中で、社員1人1人が夢や理想を持っていることが分かってきました。それを引き出してまとめていくのが、経営指針の成文化ということなのだと、Sさんは実感しています。

また、新卒採用と人材育成にも力を入れています。新入社員の育成プログラムを作成・好評して社員全員で取り組むいことで、他の社員の力を引き出すことにも繋がっています。「どんなことが起きても乗り越えられる会社」を目指し、全社一丸となって進んでいくため、社員と共に学び続けています。